最近の活動

私はここのところ、稽古、本番、レッスンをタイトに行っておりました。忙しく過ごせることに嬉しさを感じております。


さて、8/29に受けた市川新人演奏家コンクールにて優秀賞を頂けました。

二期会などで歌われている先輩方も多いコンクールという場において、ベルカントオペラとトスティで挑んだのは初の試みでありました。数年前の私ならば歌うことができなかったレパートリーであったのですが、こういった物もレパートリーとして広げられることは可能性を感じとても嬉しいものです。

11/30に市川市にてコンサート出演予定です。


8/31には童謡オペラコンサートを行いました。二回公演でかなりハードでありました。疲労はしていましたが、疲労しているからこそ、声を楽器として最大限に響かせることに集中しました。音楽をやっているので音楽表現に美学を感じるのは勿論ですが、発声技術を極めるというところにも美学があるものです。

お客様からも好評でやってよかったと思えるコンサートでした。

youtubeにコンサートで行った新曲をアップロードしていますので載せておきます。

演奏者として考えたことは

・メンタル的には音楽と歌詞に従った感情移入を行っています。

・発声技術的には特に前半のアリアは楽器として全てを最大限に響かそうとすることで、声の魅力を出すことを目指しました。厳密には立ち方をバレエの4番の立ち方を少し工夫しアッポッジョの位置を低くし深みのある声を出しています。テノールらしさも必要なので高次倍音を増やすためにマスケラのテクニックも使っています。

後半の重唱は掛け合いもあるので表現にも思考を置いています。

是非お聞きください。