TIVAA, IVAI

マネスの練習室
マネスの練習室

一週間ほど前までTIVAA(Tokyo international vocal artist academy)に参加し,現在ニューヨークでIVAI(International vocal artist institute)プログラムに参加しています。 


プログラムに参加し、感じていることは多くありますが、日本人の我々にも希望はたくさんあるということです。

よく、韓国、中国やロシアの人は上手だから勝つのは難しいなどよく耳にします。

しかし、ドイツでのオーディション、ニューヨークの今回のプログラムで私も歌い、他の方々の歌も聞きましたが、どこの国であっても上手い人というのは国や人種関係なく上手なものです。日本にも日本人離れした素晴らしい方々が多くおられます。それぞれが習得した技術、経験が生きているのです。


学べる環境やオーディションの多さという点では海外の方が多く機会がある印象ですが、日本だって調べれば、オーディションはありますし、コンクールも多くあります。決して少ないわけではないと思うのです。


IVAIのメンバーと会話をしていると学生など問わず、彼らはオーディション、コンクールを積極的に受けている人が多いです。

我々日本人からすると、もう少し実力つくまで止めておこうなど色々考えるので尻込みしがちですが(私もある程度基礎固めができるまではオーディションを受けませんでした)、彼らはまず挑戦することから始めています。

(余談ですが、若手歌手は仕事を選ぶほど権威もありませんので、何でも歌った方がより仕事幅が広がると思います。私も声と相談していますが、なるべくそうしています。)

オーディションをどう勝ち上がるかとなると別のお話なのですが、少なくとも挑戦しなければ始まらないという思考は僕も大賛成です。とにかく色んな経験をし、良い歌手になっていくのだと思います。


しかしやはり競争社会ですので、何かこれだけは負けないという強みを持っていないと歌手として生き残れないのも事実です。

なので強いバイタリティーは必要で、安定を求める人にとっては厳しいという現実があります。(オーディションを受け続けている時期はさながら就活のようだと私は感じています。歌のみならず立ち振舞い、書類作成なども大切になります。)

私もその中で歌手として生き残っていけるように日々奮闘していきます。私も常に成長していきます。




Howard Watkins氏のマスタークラスにて
Howard Watkins氏のマスタークラスにて
TIVAA修了コンサート
TIVAA修了コンサート
演出コーチのNic氏と。
演出コーチのNic氏と。
IVAIの同僚たち、左はテノールのAlonso,真ん中はバリトンのRobbie
IVAIの同僚たち、左はテノールのAlonso,真ん中はバリトンのRobbie