「農楽塾」修了
二月のオーディションで招待され、第10期生として参加して来ました。
とても学びの深い日々。
自分は2日目に東京で本番でハードだったけれど3日目から遅れを取り戻しました。
監督の中嶋彰子さんからは演技と舞台者としての表現力をレッスンしてもらい、テノールのゲルハルトには細かな発声指導、マグダレーナには歌のための発音、コルペティの村上さんには音楽作りを見てもらいました。
いろいろ細かな課題も見つかるなかで、自分のやって来た発声は間違いではなかったと再確認できました。
僕がやることはもはや表現力や音楽構成の世界で、発声で気を付けることは、決して頑張りすぎないこと、自然であること。これは舞台人として死ぬまで気を付けることだなと思いました。
ゲルハルトに「今はそれでも十分に良い声と質で歌いきれる。しかし長く美しい声で歌えるようにしよう!パヴァロッティみたいに。」とずっと言われ続けました。ほぼ毎日歌う毎に、パヴァロッティって言われてました笑笑
要はaperto ma copertoのテクニック、バランス
そして発表会で歌ったのはR.Quilterのcome away death. 決して難しいわけでもないし、アクートもない曲で、声を武器に歌う僕にとっては少し大変でした。
いかに美しく歌えるかが勝負でした。
前日も念入りにコルペティの村上さんにレッスンしてもらい、音楽構成を見直し、自分で表現の仕方も考えました。
発表会はお客様全員が審査員という型式
有り難いことに第三位をもらえました。
初めて声を武器にせず、表現というもので勝負に出たことを嬉しく思います。
普段はオペラばかりですが、歌曲の美しさもしっかり学んでいけると良いなとおもいました。
大西宇宙さんも聞きにこられていて、知り合いになれて嬉しかったです。他の塾生とも仲良くなれて色々な繋がりができたことを嬉しいです。夜に声帯の話や発声の話をしたのも楽しかった。
私も日々レベルアップしていきます。